gtool4/Fortran 90 リファレンス - ライブラリ
2001年10月10日 豊田英司
ライブラリのユーザが目にする可能性のある構造型は以下のとおりです。
パッケージ | 型名 | 内容 |
---|---|---|
gtgraph | GT_DEVICE | 図形出力デバイス |
GT_OBJECT | GT_FRAME, GT_FIGURE, GT_CONTOURS, GT_LINE, GT_AXIS, GT_VARIABLE を包含する「もの」 | |
GT_FRAME | 枠 (印刷時のページや画面表示時のウィンドウをあらわす) | |
GT_FIGURE | 図 | |
GT_CONTOURS | 等値線群 | |
GT_LINE | 線グラフ | |
GT_AXIS | 座標軸 | |
gtdata | GT_VARIABLE | 変数 (ユーザ向けのインターフェイス、現状では AN_VARIABLE しか包含していないが、拡張される予定) |
an | AN_VARIABLE | netCDF 変数 |
gr | GR_VARIABLE | GrADS 格子点形式の変数 (サポート予定) |
dc-isovst | STRING_LIST | 可変長の文字列の可変長のリスト |
VSTRING | 可変長の文字列 |
次表の手続は第1引数が主な操作対象になるようなスタイルで設計されています。第一引数から gtool4 の手続であることがわかるので、名前にわざわざ GT とはつけていません。
手続名 | 機能 |
---|---|
Add_Dim | 変数に次元を追加 |
Attr_Next | 変数属性の列挙 |
Attr_Rewind | 変数属性列挙の初期化 |
logical function Attr_True | 変数属性を論理型として読み取り |
Bind | オブジェクト(第二引数)をオブジェクト(第一引数)の一部にする |
Clear | 初期化 |
Close | Open したものの終了処理 |
Copy_Attr | 属性のコピー |
Create | 変数の作成 |
Del_Attr | 変数属性の削除 |
Del_Dim | 変数から次元を隠蔽 |
integer function Dimname_To_Dimord | 次元相対名から次元順序番号の問い合わせ |
Display | 図形オブジェクトのデバイスへの出力 |
Get, Get_Line | ファイル入力 |
Get_Attr | 変数属性の読み取り |
Get_Slice | 変数入出力範囲限定情報を問い合わせ |
Inquire | 変数または属性に関する問い合わせ |
Load | オブジェクトを変数から読み取る |
Limit | 入出力範囲を拘束 |
Open | 初期化、Close をしなければならない |
Option | オブジェクトに何らかのメッセージを伝える |
Put_Attr | 変数属性の書き出し |
Put, Put_Line | ファイル出力 |
Save | オブジェクトを変数に保存 |
Slice | 入出力範囲を限定 |
Slice_Next | 入出力範囲を移動 |
手続名 | 関数結果の型 空欄は サブルーチン |
機能 |
---|---|---|
Eval | 日付成分の評価 | |
Get_Array | 文字列から整数配列、実数配列への変換 | |
GTStringQuoteForDCL | VSTRING | DCL の文字表示ルーチンで特殊文字扱いされる文字を保護 |
GTVarDel | ファイルの中の変数の削除 | |
GTVarSearch | ファイルの中の変数名の列挙 | |
GTVarSync | ファイル入出力の同期 | |
StoI | INTEGER | 文字列から整数への変換 |
StoD | DOUBLE PRECISION | 文字列から倍精度実数への変換 |
toString | VSTRING | 文字列への変換 |
UrlMerge | CHARACTER(STRING) | UrlSplit の逆操作 |
UrlSplit | 変数 URL を分解しファイル名、変数名、属性名または入出力範囲指定を取り出す |