gtool4/Fortran 90
リファレンスマニュアル
gtunary コマンド
2001年09月25日
豊田英司
概要
gtunary コマンドは gtcopy
コマンドと同様に変数を複製します。必要な場合、次元変数も複製されます。このとき、コマンドラインに指定した単項演算をその順に適用します。gtunary
の名称は単項演算 unary operation からきています。
書式
gtunary [in=複写元変数名] [out=複写先変数名]
[演算指定 ...]
演算指定は次のいずれかです。
- NEGATE
- 符号を反転します。
- SQRT
- 平方根を取ります。
- LOG
- 自然対数を取ります。
- LOG10
- 常用対数を取ります。
- +=数値 または a:数値
- 定数を加算します。
- -=数値 または s:数値
- 定数を減算します。
- *=数値 または m:数値
- 定数を乗算します。
- /=数値 または d:数値
- 定数を除算します。
- ^=数値 または p:数値
- 定数の変数乗を計算します。たとえば、正の値が入っている変数について、LOG10
P:10
と指定すると何もしていないのと同じことです。
バグ
- history 属性に適切な書き込みが行われません。
- 乗除算の引数は単位を伴った量であるべきです。
- 欠損値の扱いをすべきです。
- 定義域エラーに対して適切な考慮をすべきです。
- 変換がうまくいっている場合余計な表示をするべきではないのかもしれません。