放射MTGメモ(2017/04/10)
参加者
- 倉本圭, はしもとじょーじ, 石渡正樹, 高橋芳幸, 高橋康人
木星大気モデルの開発 (高橋康)
- GPES におけるフラックスプロファイル
- 日射
- Sromovsky1998
- Background モデルは opacity が大きすぎる
- ヘイズ粒子一個当たりの光学パラメータはZhang2013とほとんど変わらないため分布量の問題
- Inversion モデルは opacity がよくわからないのでモデル計算ができない
- レイヤー毎にフラックスの収支に合うよう opacity を調整したらしい
- 物質分布との整合性は保証されていない
- Background モデルは opacity が大きすぎる
- モデル計算
- GPES にはほとんど雲が無かったとされている
- 他の観測器は雲をほとんど捉えていない
- NFR におけるフラックスの雲高度周辺での変化は GPES "周囲"の雲の影響を受けていた可能性がある
- → Cloud free を仮定して haze と red absorber だけでフィッティングしてみる
- Sr98 の解析フラックスと大まかに一致するときの成層圏ヘイズ opacity は 0.06 程度(BGの0.3倍)
- 上を合わせると下がずれるため、単純な物質量調整だけでは再現が難しい
- GPES にはほとんど雲が無かったとされている
- Sromovsky1998
- 日射
- 熱放射
- Sromovsky198
- 基本的にガスのみ
- 一応雲も入っているがIRではほぼ無視できる
- 与えた温度構造はよくわからない
- 記述が見当たらない?
- 基本的にガスのみ
- モデル計算
- おおよそ同条件で計算, 温度はNASA/PDSのGPESデータを導入
- Sromovsky198
→ 温度構造の影響が大きそう
- GPES計算の考察
- 以上のモデル計算をどう評価するか?
- 大気要素の不定性が大きい中で放射モデルとしての信頼性を評価できるのか?
- 最近の論文ではGPESの大気構造はどうなってるのか?
- Sromovsky 1998 を refer している論文の中に雲構造の再考察を示したものは無い
- 以上のモデル計算をどう評価するか?
- コメント
- Sr98 の主張と自分のモデル計算の結果を区別するように
- 中途半端に Sr98 の物質分布を導入するよりも、解析結果のフラックスのみを参照して自分のモデルにおけるフィッティング結果を用いて考察するべき
- 雲ヘイズの optical depth は鉛直ではなく光路に沿った値では?
- 光路が斜めだと optical depth は大きく見積もられることになる
- Background モデルでの opacity とフラックスの関係を定量的に示す
- mtg 資料
次回の日程
- 2017/04/19 (水) 10:30-