放射MTGメモ(2015/06/22)
参加者
- 倉本圭, 石渡正樹, はしもとじょーじ, 高橋康人, 齊藤大晶, 大西将徳
系外惑星放射計算プログラムの開発 (大西)
- 加熱冷却率の内訳についての検討
- サブバンドごとの加熱率プロファイルを確認.
- 考えたこと
- 低温成層圏の場合には, 太陽加熱, 惑星加熱, 惑星冷却の 3 成分が同程度の大きさでバランスし, 成層圏の水蒸気量, 温度が決まる.
- 高温成層圏の場合には, 太陽加熱, 惑星冷却の 2 成分が同程度の大きさでバランスし, 成層圏の水蒸気量, 温度が決まる.
- コメントなど.
- 低温成層圏の場合にも, 成層圏の上空は, 太陽加熱と惑星冷却の 2 成分でバランスしている.
- バンドごとの加熱冷却の寄与ではなく, ひとつのバンドの中での射出と吸収のバランスを確認すべし.
- 成層圏のジャンプはなぜおきるのか, 温度が決めるのか, 水蒸気量が決めるのか: 低温成層圏で, 太陽光を大きくしたらジャンプが起きるのか?
- サブバンドの加熱率プロファイルでがたがたしたもの(地表面 280K, 冷却の強いバンド)があるが, なぜか.
- 有効数字の問題など検討する.
- 論文執筆について
- 石渡さんの暴走温室限界の論文の reference として論文を書く.
- k-分布放射モデルの reference
- line-by-line で計算した射出限界
- 今検討している成層圏の計算を論文化するのがよい.
- この論文の中で, モデルのことは述べられる.
- 石渡さんの暴走温室限界の論文の reference として論文を書く.
- mtg 資料
木星大気の放射計算(高橋康)
- 加熱率計算
- 加熱率の計算を修正したが, 修正前のものが正しい計算だった: 元に戻す
- 吸収と散乱の寄与を含むフラックスから加熱率を計算していたが, 吸収のみの寄与によるフラックスから加熱率を計算するように変更: 吸収と散乱の寄与を含む計算が正しい
- 各吸収気体ごとの加熱率の寄与を見る
- 加熱率に各気体の吸収の重み付けをして, 加熱率の寄与を計算する.
- 散乱がある場合とない場合では加熱率分布は異なるので, 上記の方法で得られる結果の意味には注意が必要.
- 加熱率の計算を修正したが, 修正前のものが正しい計算だった: 元に戻す
次回の日程
- 6/29(月) 9:00-