放射MTGメモ(2013/01/15)

参加者

  • 石渡正樹、はしもとじょーじ、三上峻、大西将徳

吸収係数の計算(大西)

  • LBLRTM
    • US Standard Atmosphereで、光学的厚さ、放射輝度、輝度温度の計算
    • 計算高度の指定
      • Record 3.2でobserver altitude (km), zenith angle を指定
      • 放射輝度のアウトプットファイル(TAPE27)に、PRESS(MB) = 505.91393, TEMP = 250.24, とあるが、これは大気の代表的な値で、この面の放射輝度ではない
    • 光学的厚さのアウトプットファイル
      • defaultではbinaryでアウトプット(TAPE10)
      • はしもとじょーじさんが以前、textでのアウトプット経験あり
    • cut offオプションを変えた計算
      • 以下の3パターンを計算
        • 1. (line by line bound is 25 cm-1 for all layer pressures) + (all continua calculated, including Rayleigh extinction where applicable)
        • 2. (line by line bound is 64 halfwidths) + (all continua calculated, including Rayleigh extinction where applicable)
        • 3. (line by line bound is 25 cm-1 for all layer pressures) + (no continuum calculated)
      • 温度の鉛直分布が単調ではないので、光学的厚さの大きさによって、3つのパターンのradianceの大小は単純に決まらない
      • 上空に向かって温度が単調減少の大気であれば、光学的に厚いほど上空が見えるのでradianceは小さくなるはず
  • 今後の方針
    • 開発内容
      • 任意の大気の光学的厚さの計算プログラム開発
        • 1) 吸収
          • 1a) 線吸収
          • 1b) 連続吸収
        • 2) 散乱
          • 2a) Rayleigh散乱
          • 2b) エアロゾルなど
      • 放射場の計算プログラムの開発
    • 開発順序
      • 1. 線吸収(完), 2. 連続吸収, 3, 放射場計算プログラム, 4. Rayliegh散乱
    • LBLRTMとの比較
      • 光学的厚さの計算結果は、はしもとじょーじさんに催促する

タイタンの大気の計算(三上)

  • サブグリッド領域の温度の取り方を改良
    • 平均温度で一様に与える方法から、温度勾配を考えて計算する方法に改良

次回の日程

  • 2013/01/22(火) 9:00-