dcbib(1)

Date: $Date: 2000/10/03 15:51:51 $
Source: $Author: takepiro $
Title: introduction
$Revision: 1.2 $

名前

dcbib - 文献データベースシステムの概説

概説

dcbib は文献カードを管理するデータベースシステムです。 個々の文献カードの仕様は dcbib-card(5) に記述されています。

ユーザインターフェイス

データベースに記録を追加するには、 dcbib-card(5) dcbib-help(1) にしたがってファイルを作成し dcbib-add(1) によって登録します。 dcbib-add(1) の CGI インターフェースである dcbib-add.cgi(1) も、用意されています。

データベースの記録を削除するには dcbib-remove(1) を用います。実際には消去するわけではなく単に名前を変更するだけです。

データベースの記録を検索するインターフェイスとしては、 dcbib 固有のものは用意されていません。 全文検索はたとえば namazu(1) を用いてください。

シェルコマンドのインターフェイス

もっとも基本的なインターフェイスはシェルコマンドです。 これはいくつかのコマンドの集合体です。 これらのシェルコマンドはよいユーザインターフェイスとしてではなく、 ユーザインターフェイスから起動されるサブプログラムにふさわしいように 設計されています。

すべてのメッセージはエラー、警告、動作完了報告に分類され、 標準エラー出力に出力されます。 メッセージの先頭はそれぞれ ERROR, WARNING, OK で始まります。 終了ステータスは処理が成功した場合 0、 警告が表示されている場合 1、 エラーが表示されている場合 2 となります。

dcbib-add(1)dcbib-card(5) 形式の文献カードを標準入力から読み取り、 これをデータベースに登録しようとします。

電子メール経由のインターフェイス

作ろうかという計画がありましたがまだ用意されていません。

ファイル

セキュリティに関する考察

データベースは group writable にしておくべきです。 ファイルを作成するプログラムは umask(2) を操作して group writable なファイルを作成します。 ファイル所有グループについては考慮されていません。

ファイル

/etc/dcbib.conf
各コマンド共通の設定ファイル。 rfc822-like(5) で規定される電子メールフォーマットである. 各フィールドの意味については各コマンドのマニュアルを参照されたい。

参照

dcbib-add(1) dcbib-remove(1) dcbib-help(1) dcbib-card(5)

作者

豊田英司 <[email protected]>
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