dcbib-help(1)

Date: $Date: 2000/10/24 05:32:40 $
Source: $Author: takepiro $
Title: Command Reference
$Revision: 1.2 $

名前

dcbib-help - 文献データベースの形式を表示する

書式

dcbib-help [ -f fieldname ] [ -h ] [ -c configfile ] cardtype

説明

dcbib-help dcbib(1) で扱う文献カード形式の説明を表示します。 cardtype が指定された場合にはそのカード種別で使用可能な フィールド名とその簡単な説明を表示します。 指定されない場合には使用可能なカード種別(cardtype)を表示します。 -f fieldname が指定された場合そのフィールドの詳しい説明を表示します。 -h が指定されるとコマンドの使用法を表示します.

設定ファイル

dcbib-add の処理の対象となるデータベースは RFC 822 (電子メールのヘッダ) に 類似した形式 (詳細は rfc822-like(5) を参照してください) の設定ファイル configfile で指定されます。 この引数が指定されない場合は /etc/dcbib.conf を読み取ろうとします。 このファイルで意味をもつフィールドは以下のものだけです。 その外のフィールドは無視されます。

BaseDir:
データベースのベースディレクトリを指定します。
CardPath:
個々の文献カードの位置をベースディレクトリからの相対パスで指定します。 以下の記号が特別な意味を持ちます:
%i
文献カードの Author: フィールドを解析して得られる姓の頭文字を 小文字にしたもの。 現在の実装では Author: フィールドがカンマを含んでいる場合は 最初の語が姓とみなされます。 そうでない場合は最後の語が姓とみなされます。 また、Author: フィールドが存在しない場合は 0 が使用されます。
%y
文献カードの Year: フィールドの値。
%n
当該ディレクトリで一意になるよう決定される、0 ではじまらない数字列。 (0 ではじまらないという制約は 数値的比較と文字列的比較が等価であることを意味します)

ファイル

/etc/dcbib.conf
デフォルトの設定ファイル。

参照

dcbib(1), dcbib-remove(1), dcbib-card(5), rfc822-like(5)

作者

竹広真一 <[email protected]>
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